漫画「ハイキュー!!」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/古舘春一

・漫画全巻を無料でお得に読みたい！
・最新の漫画を一気に読みたい！
・雑誌や単行本などもお得に読みたい！

最初はただキャラが格好いいだけの漫画と思っていましたが、いざ読んでみると主人公を含める全ての登場人物に様々なドラマや背景があり、完全無欠に見えるライバルたちにも実は越えられないような壁や問題を抱えていて、それをどのように乗り越えたり克服したかを物語の進行を邪魔しない程度に描かれていて、大変読み応えがありました。
もちろんバレー漫画なので試合シーンもちゃんと描かれてありますが、とあるスポーツ漫画にある必殺技や現実離れした技はなく、技術もバレー初心者でも理解できるように丁寧に解説されていて、バレー経験のある登場人物が未経験キャラに教える体なのもルールをよく知らない私も楽しく読めました。
登場人物の人間性・ストーリーの展開が丁度よく、でも随所で手に汗握る展開もありのスポーツ漫画です。

やはり、空中戦の描写に度肝を抜かれます。その場にいなくても伝わってくる熱気は凄まじいものがあります。また、本作の美点として、勝者だけでなく敗者にも等しく活躍の場を設けているところが挙げられます。負けたチームにも、血の滲むような努力や他人には推し量れない葛藤などがあり、そこを無視しないで克明に描いているため、とても胸が熱くなります。誰も彼もがバレーボールと共に青春の日々を歩んできたのだと、実に感慨深い思いでいっぱいになり、同時にキャラに対する理解がグッと深まるのも素晴らしいです。負けた側にもちゃんとストーリーがあるのは、古舘春一先生の紛れもない温情にほかなりません。主軸である烏野高校を立たせる傍らで、対戦校にも花を持たせてあげるところがたまりません。

この作品はTHE青春ものですが、社会人にも強いファンのいる作品です。
とにかく真っ直ぐな主人公、ひねくれてるように思わせるキャラクターでもひたむきに努力している姿をきちんと描いています。個性的なキャラクターが次々と出てきてライバルとともに切磋琢磨していく姿は感動的です。やはりなんといっても背景や人物像がしっかりとしたキャラクターデザインに優れています。
主人公たちの超絶技巧が次々飛び出しますが、それに負けず劣らずのライバル達との試合ではお互いに試合の中で成長していく好展開です。
良い涙を流させてくれて、人によって忘れていた青春、通ってこなかった青春を、この作品によって与えられたという気持ちになります。
夢中で一気に見ること間違い無しな作品です。

高校男子バレー部を舞台にしたスポーツ漫画。身長が低いけど跳躍力と体力があるアタッカー日向翔陽と、天才セッターゆえに自己中な王様プレーをしがちな影山飛雄を軸に、クセの強い部員たちの心の成長も楽しめる作品です。少年漫画特有の技に名前があったりするスポーツ漫画バトル風味をあまり感じさせない、リアルよりな展開が魅力の一つです。超人のようなキャラも登場しますが、もろさと弱さもきちんと持っていて万能ではない所に共感しながら読み進めることができます。特に主人公には、低身長というバレー選手には致命的とも言える弱点がありますが、それを習得した必殺技だけでカバーしきれてはいない所が現実的だと言えます。壁を越えようと努力する姿に感動しつつ、越えられない壁もあることを痛感させられる、そんな興味深い漫画です。

話の展開が面白いことはもちろん、バレー漫画としてのリアリティがしっかりあり、バレーをしていた人やバレーの試合をよく見る人にとっても楽しめるマンガであることです。スポーツマンガでは、キャラクターを際立たせるためや、ストーリーを盛り上げたいがために、もともとそのスポーツ経験がある人からしたら、実際にはそんなことはしないなどのリアリティが欠けている場面もよくあります。ハイキューはその節があまりなく、バレーの戦術やテクニックがしっかりしており、経験者にとっても楽しむことができます。また、キャラクターがそれぞれ悩んでいる部分があったり、それをバレーを通して前を向いたりと、青春要素が非常に多く、とても楽しめます。

東峰旭

主人公の所属するバレー部の先輩です。部内で一番背が高くワイルドな見た目なのに、実は小心者でビビりなのですが、試合になるとガラッと雰囲気が変わって圧倒的なパワー溢れるアタックを繰り出すスパイカーというギャップがたまりません。
そしてストーリー内でキャプテンが離脱するというアクシデントがあっても、託された他キャラとともにチームを引っ張っていく頼もしい姿や同級生のチームメイトたちにいじられ頼られる様子に感動したり笑ったりと、個人的にとても大好きなキャラクターです。

孤爪研磨

無気力系男子の筆頭とも言える研磨くんですが、日向翔陽に出会ったことでバレーボールを見る目が些か変わったように感じられるところが最高です。また、試合中何が起ころうとも冷静な判断力を発揮して最善策を講じることができるクレバーな一面も推せるポイントであり、普段の無気力とのギャップがたまりません。そして、幼なじみの黒尾鉄朗や後輩の灰羽リエーフなどに割と容赦ない物言いをするところも、個人的にグッとくるものがあります。

日向

天才。バレー界のエリート街道を真っ直ぐ走っていくかと思いきや、人との関係性に悩み暗い影でもがく姿は幅広い人に共感される人物です。日向との出会いにより、自分が悩んでいた暗い影をも払拭してくれるようになりますが、そこに至るまでのチームメイト、ライバルとの人間関係や試合、練習では、何をとっても一度も努力を怠らないひたむきさがあります。
こういったキャラクターではねじれたり卑屈になったりする部分が出ることもあるかと思いますが、天才が努力したらこうなるんだと思わされます。

菅原孝支

圧倒的な天才1年セッターの入部を喜びながら、同時に同ポジションで3年の自分にできることを考え葛藤する所。決してあきらめるわけではなく、チームの向上を目指して自分にも磨きをかけ続ける姿は大したものだと思います。スポーツに限らずチームとして何かを行う時には、仲間を精神的に支えられる彼のような存在が欠かせません。時には暴走しがちなチームメイトを抑え、時には二の足を踏む人の背中を押す。コート上でだけじゃなく、バレー部全体の司令塔の役割を果たす所が魅力的です。

月島蛍

最初は主人公とは仲良くなく、少し嫌味な相手として登場するのですが、話が進むにつれて過去の辛い出来事がわかり、とても感情移入できます。普段は相手を少し下に見た態度をとったり、どんなことでも器用にできる人だからこそ、壁にぶち当たって悩んだり、それでも頑張ろうとする姿に胸を打たれます。ヘラヘラして何もしていないように見えますが、実は努力もする人というのもとてもいいポイントです。お兄さんの話の際には、幼い月島の感情がとても伝わってきて、これからのことを応援したくなりました。

「ハイキュー!!」をお得に読めるおすすめ電子書籍サービスは
ebookjapan