漫画「おひとりさま出産」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/七尾ゆず

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出産するのには年齢というのがネックとなり、今を逃してしまったら一生ママになることができないというような危機をひしひしと感じさせられました。
主人公の行動力のすごさには感動すらさせられます。妊娠への知識はないものの、ないなりに模索して妊活していくので、妊娠のことについてもためになる情報が満載です。
最初から、男に頼るつもりはないと腹をくくって、妊娠だけを目指して頑張る姿というのは現代的でもあり、その覚悟のすごさに圧巻します。
ちょっとついていない感じの主人公が、妊娠するまでの奮闘ぶりに笑ったり泣いたり、怒ったり。お金のリアルな話や親族などの反応なども入っていて、綺麗事だけではすまされない一人で出産して育児をすることの苦悩とそのなかにある幸せを感じさせてくれました。

「金も要らなきゃ男も要らぬ、私はとにかく子が欲しい」の一念で母になった漫画家のナナオのほぼ実話です。
彼氏は借金持ちで国保すら払っていないミウラさん。
ナナオもバイトしてやっと食べている、という状態で、気づけば38歳になっていました。
結婚すっ飛ばして40歳までに子供を産みたい、そうか、一人で産んじゃえばええじゃないか？！と無謀な計画を立て、そして実行してしまった…そんなナナオの怒涛の日々をまとめたマンガです。
ミウラを説得して妊活、そして奇跡の妊娠、そして公的な制度をフル活用した出産、そして怒涛の育児編へと話はガンガン進んでいきます。
最初、え、これマジで実話？
と半信半疑で読んでいましたが…娘のミライが成長するにつれて滲み出るハッピーが凄い。
転んでもただでは起きないナナオ母子の幸せを祈って読んでいます。

収入は底辺。いわゆる低所得者。
それだけでも、子供を望むといえば周りから批判の声が聞こえてきそうですが、
それに加えてシングルマザーでの出産、育児です。
子供を育てている身として想像を絶するものですが収入もない、借金もあって生活も苦しいのに、海外に行ったりと普通じゃ考えられない陽気さとパワフルで暗くならずに毎日を過ごしている事に感動します。
まだ育児を経験されてない方にとっては出産や育児はどういうものなのか知る事ができる内容かなと感じました。
どんなに大変で苦しい状態でも明るく楽しく生きていればそれだけで幸せなんだなと改めて気付かせてくれる作品です。
育児で、お金、お金とどうしても考えてしまう私。この漫画を読んでハッとさせられました。

40歳までに結婚ではなく、一つ飛び越えて子供が欲しいと行動するのがすごいです。
私は結婚してからじゃないと不安で子供を産むことが出来ませんでした。でもゆずさんはミウラさんとは結婚するビジョンが見えないけど、この人の子供が欲しいとミウラさんに頼んで妊活して子供を産んで育てて同じ女性として尊敬出来る人だなと思いました。
40歳前に子供を産むことができ配偶者がいなくてもゆずさんはすごく楽しそうに生活していて、人それぞれの生き方で生きた方が楽なのかなと考えさせられました。
必ずしも籍を入れないといけない訳ではないし、男性と子育てをしなければいけないという概念に囚われないで生きている姿がかっこいいです。
子供が産まれてみんなが幸せそうにしていてこの家族にはこの形があっていたんだと思いました。

子供は欲しいけど、結婚はしたくない。そんな人の励みになるかもしれない本作品。
本作品の筆者は、結婚はしたくない。でも子供が欲しい！出産にはタイムリミットがある！と言うことでとおひとりさまで出産してしまうのです。
作家として大成してて金銭的には問題ないのかな？と思いきや全く逆！貯金はほぼなくバイト生活。なんとか出産前に100万円貯金をした程度。
正直初めは、お金もないのに無責任ではとも思いましたが、漫画を見る限り何とかなってる様子。
借金ありの彼氏(生物学には父)も時々

参戦しつつ楽しく子育てしているようで、何とかなるものなんだなぁと感心しました。
覚悟があれば、なんとかなる！と思える作品でした。
今は女性も色々な生き方が選べる時代ですから、こういう生き方もありだなあと感じました。

未来

リアルな子供のかわいさがあり、ぶちゃっとしていて愛嬌があるのがとても可愛らしくてキュンとしてしまいます。時に子供らしく、時におっさんくさい赤ちゃんの魅力を未來ちゃんには詰め込まれていて、そうそう、こんな感じだよね、赤ちゃんってと思ってしまうこともあり、ほっこりさせられます。ママのことを気遣っているような、自由なような性格で赤ちゃんは天使なのですというような描き方ではなくリアルにそばにいる人の視点で描かれていて、ほっぺをプニプニしたくなる愛嬌がたまりません。

ナナオさん

頼りにならない彼氏とは結婚せず、自分のために子供を産んだ「凄い女」です。
貧乏だけど、その一念を貫いてミライを産み、育てている彼女はまっすぐで、強いのです。
この作品はある意味プライバシーの切り売りではあるけれど、これが彼女と娘の生活を助けているのなら、読む価値はあるな、と思っています。
40歳での高齢出産は本当に大変だったはずだし、それ以降の育児だってめちゃめちゃ厳しいはずですが、ナナオは前向きで、ミライのために生きている。
頑張れ、そして幸せに、と祈らずにいられない、ポジティブさが好きです。

ナナオさん

明るくパワフルで固定概念にも囚われないところです。子供を産んでから、こうしなきゃいけないと囚われていましたが、その「こうしなきゃいけない」は全く意味を持たず、ただ前向きに一生懸命楽しく生きる事が幸せへの第一歩なんだなと教えてくれました。
我が家もお金はないけれど、母である私はナナオさんほどパワフルで前向きではないかもしれないけど
ちょっとでもナナオさんみたいなパワフルさを身につけられるようになりたいです。

ミウラさん

人の借金を抱えて一向に減らない状態なのに毎日楽しそうに暮らしているところが好きです。
妊娠していると分かったときは複雑そうにしていても、なんだかんだ嬉しそうで方向性は間違っているけど頑張って協力している姿はかっこいいです。
子供が産まれたときも、子供が自分に似ていると言われ今までにないくらいとろけそうな顔をして以外とかわいいところもあるんだなと感心しました。
いつも一緒には居てくれないけど、それがミウラさんっぽくて好きです。

主人公の七尾ゆず

人を育てるという未知なこと、やっぱりやめますとは絶対に言えないことを1人やろうとした行動力とその無鉄砲さがすごいと思いますし、読者として面白いです。
人間としては共感できる部分はあまり多くはないのですが、赤ちゃんが寝ていると生きているのか心配で何度も確認してしまう所や、子供が産まれると生活が一変して規則正しい生活を送るようになる所など、お母さんはみんな一緒なんだなぁと共感してしまいます。
色々思うところもあるけれど、応援したいなと思える方です。

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