漫画「ザ・ファブル」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/南勝久

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他を寄せ付けないファブルの圧倒的な強さに爽快感すら覚え、殺し屋なのに何故かヒーローかのように思えて、主人公として自然と感情移入してしまっている自分がいました。平凡で穏やかな日々を送ろうとする中で一般人としての「普通」を知るだけでなく、人間らしい感覚を少しずつ身に付けていく姿に心を動かされました。ボスの指示でペットとして飼い始めたインコや共に働く仲間たちに対する感情が変化していく様は、読んでいてとても印象的で、一人の人間の成長を垣間見たようでした。
関西弁の軽快なセリフのやりとりも面白く、テンポ良く読み進めることができました。くすっと笑えたり時にはジーンと来たり、最後の最後まで飽きることなく読むことができました。

「ザ・ファブル」は引退した殺し屋が普通の生活をするためにがんばるマンガです。主人公の佐藤明は元々殺し屋を生業としていたのですが、組織のボスに突然、普通に生活しろといわれ、ヤクザの元に身を寄せますが、もちろんヤクザ関係のゴタゴタがあって……というストーリーです。佐藤明という名前も偽名で、本名もわからないキャラが主人公というのもすごいですが、この作品の一番の見所はスタイリッシュなアクションとゆるい生活の緩急でしょう。主人公は元殺し屋なので身体能力が高く、しばしば周りのキャラクターを圧倒するのも痛快ですし、かと思ったら、働きもせずインコと生活するゆるいおじさんの姿を見せつけられるのもギャップで笑ってしまいます。

殺し屋佐藤が、普通の人間として生活していける為の一年のストーリーを描いた漫画。
殺し屋漫画と聞き、シリアスでグロめの描写もある漫画なのかと思いきや
全てのキャラが立っていてギャグも面白くクスクスと笑ってしまったり、逆にしんみりしてしまったり今まで読んでいなかったのを後悔するぐらい奥が深い漫画でした。
特に独特なのが台詞回しで、ファブルと言えばこの間ーーーーというような台詞回しに
普段の会話も脳内ではファブル台詞を使ってしまったりしています。
アクションシーンでは、ハラハラする内容が多く人間としてクズと呼ぶに相応しい人間もたくさん出てくるのでいつも佐藤が死んでしまわないか不安になってしまいます。
今終盤手前まで読みましたが、佐藤やヨウコが元気で幸せに生活できるような環境で最後終わってほしいなぁと思います。

絶対的な強さへの憧れ。まずは「ザ・ファブル」の魅力はこれに尽きます。
殺しがハイテク化しすぎて対人での殺しにリスクが伴うようになり、しばらく大阪に雲隠れした主人公ですが浮世離れした殺し屋が、唯一のアイデンティティである殺しを封印され、生活は不自由をきわめます。
「普通の生活をしたい」と、バイトをしたり鳥を飼ったりと試行錯誤をしてみるが、手に染み付いた血の匂いと悪行への嗅覚の鋭さで、何かと事件に巻き込まれます。
次々現れる一癖二癖ある悪者たちに相対し、冷静沈着にその場の状況や環境を把握し6秒以内に相手を打ちのめしバトルシーンのカタルシスだけでも必読に値します。
「殺しのオリンピックがあったら金メダル」というフリが効いているだけに、
普段の生活における素っ頓狂振りもツボをつき、ギャグ漫画としてもかなり上出来でした。

最初はただのヤクザ系漫画だと思っていましたが、実はすごく人間味があるほっこりストーリーだと知り、吸い込まれるように読み進めてしまいました。殺し屋なのに殺してはいけない普通の生活に徐々になじんでいく佐藤や、佐藤の妹として共に生活することとなる洋子の男遊び（酒に酔わせて壊す）具合は、シュールすぎて声を出して笑ってしまうほど面白いです。この二人を取り巻く人たちも人情があり、どのキャラクターにも愛着がわきます。特にヤクザの真黒組のクロちゃんはこの漫画の中ではどちらかといえば読者側の一般的な感覚を持っているので、佐藤や洋子のズレた感覚につっこんでいるところにいつも共感してしまいます。もし現実にいたら絶対に関わりたくはないけど、でも仲良くなってみたい不思議な感覚になります。

オクトパス田高田社長

最初はただの酒好きで間抜けな、空気の読めないおっさんだと思っていました。良かれと思ってやったことが裏目に出たり、余計なことをして物事をややこしくしたりするところにモヤモヤさせられることも多かったのですが、物語が進むにつれ、実は底抜けに優しくて情に厚く、他人を家族のように思いやる気持ちを誰よりも持っていることが分かります。クリスマスパーティーで洋子と飲み比べをして潰れた後に起こしたあの行動で、全ての読者が彼のことを好きになったと思います。

佐藤洋子

主人公の妹として一緒に生活する女性ですが、本当は妹でもなんでもなく、殺し屋のサポーターです。彼女も主人公とともにシャバで生活しろと言われてしまったのですが、あまりアクションをすることもなく、ほぼほぼ呑んでます。シラフの状態のほうが少ないのでは？というくらい普段から呑んでいて、しかも趣味が男と飲み比べをして、相手を潰すこと。落とされた相手は飲み過ぎで脱糞したり救急車で運ばれたりと散々ですが、見ている分にはとてもおもしろいです。キャラクターとして好きです。

佐藤

佐藤はプロの殺し屋として、小さい頃から教育されてきているので
ただ生きている中でも色々な事を考えて生きています。
普通の暮らしをしている中でも、考えることを止めない姿勢は、一般人の自分にも考える部分があり参考になります。
佐藤に憧れるクロちゃんの立場で読んでしまいます。
また、佐藤の世間離れしている部分がギャグと妙にマッチングして
それが面白く、妹役のヨウコとのボケとツッコミの相性が良すぎて二人が会話しているシーンではいつも笑ってしまいます。

佐藤陽子

天才殺し屋の佐藤アキラのバディにして見張り役の陽子（世を忍ぶ仮の姿として主人公の妹の振りをして生活）。
並みの殺し屋を超える格闘スキル、尋常ではない記憶力、謎に秘められた出自、と主人公アキラを凌駕する魅力を持ち
大阪で身を隠す生活でも男との出会いを求めるが、異様なほどの酒豪ぶりと冷めた世界観で今夜もバーを彷徨います。
陽子が男をもてあそぶ様子はテッパンで面白いです。
一方、天真爛漫で料理好き。兄想いでセクシーな上に、意外に情にもろくかなりのハイスペックぶりにやられました。

佐藤明

「生きる」ということをしっかり理解しているため、恐れることなく何事にも冷静に対処し、大切な人たちを想う優しさをもつ佐藤明が大好きです。殺しのプロとして生きてきたため、普通の生活をぎこちなく、それでも一生懸命にチャレンジする佐藤がとてもかわいく描かれており、そのギャップもたまりません。最初はお風呂場で全裸で寝ているシーンで度肝を抜かれましたが、ボタン一つ押すと寝起きで即朝風呂ができるという佐藤の最高のこだわりがわかった時には鳥肌が立ちました。

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