漫画「あひるの空」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/日向武史

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あひるの空はバスケ漫画です。
同じバスケ漫画で代表的なスラムダンクの桜木花道とは全く別のキャラクターなのが見所の一つです。
その違いは
空→バスケが大好きで体格に恵まれないが経験者の凡人的なキャラクター。仲間も非凡な選手が多いわけでない。
花道→バスケなんかやったこともない素人だが体格、運動神経、体力に恵まれた天才。仲間にも天才が多い。
こんな違いがあります。
スラムダンクは努力すれば必ず結果が出て「できる」と言うことを自分で言い切る主人公に希望をもらいます。
あひるの空の場合は、結構試合で負けるし努力してもみんながそれが実るわけでもない描写が20巻近くまでは続きます。
あひるの空はどちらかと言えば現実の厳しさに対して、凡人がもがく姿をリアルに投影していることが美しいまんがです。

あひるの空の舞台は高校のバスケットボール部を舞台にした物語となっています。バスケットボールを通じた成長と挫折を描いたストーリーが見どころです。他のスポーツ系の漫画と圧倒的な違いとしてはバスケットボールで勝ち上がっていくようなことはなくどんどん負けていくというのが他のスポーツ系の漫画との違いで面白い部分です。主人公含め様々なキャラクターたちが実はコンプレックスがありそのコンプレックスや特性を生かした技などを敗戦から学んでいく人間的な成長ぶりは他の漫画には類を見ません。そして敗者をより感情が伝わり生々しく表現されています。インターハイに至るまでの努力や悔しさのあまり泣き崩れてしまうシーンなど努力してきたこその場面などが圧巻です。

149センチの主人公空が、入った高校のバスケ部は不良の集まりでほとんど活動していない状態。それでもど天然と負けず嫌いの性格で、バスケ部、そして周りのみんなを変えて行くところにすごい惹かれます。メンバー集めからバスケ部を作り大会で成績を残すことができるのか、たびたび起こってしまう事件。それにも負けずに真っ直ぐ突き進んでいく九頭龍高校バスケ部に目が話せないストーリーです。それぞれのキャラクターにもしっかり細かい設定、過去があって空の成長はもちろんだけど他のメンバーの成長も気になってどんどんハマっていきました。クスッと笑ってしまうシーン、本当に感動するシーンもあって、また高校時代に戻ってみたいなと思わせられる漫画です。

鍋島竜平（ナベ）

ヤス、チャッキーなどが実力がのび始めていたのに対して自分だけおいて行かれていることを悩み、部活を辞めることを考えるも、自分に才能がないことを割り切り、自分の役割を見つけようとするところが大好きです。
チャッキーが辞めるときも気にかけたり、後輩のよしおをかわいがったりともともとヤンキーとは思えない程優しいキャラクターも見ていて癒やされます。
組織を引っ張って行くタイプじゃないけどナベがムードメーカーであり、責任感も実は強い純粋な人です。
身近にいたら仲良くなりたいタイプです。

薮内円

とにかく常に主人公傍にいて、かわいくて優しいキャラクターです。主人公空に何気なくパンをあげたり、チームとしての支えを全部一人で受け止めて色々な配慮を行い、同級生の不良心配してあげたり、先輩、同級生、後輩関わらずどんな人に対しても優しく気遣いができるサポート的な役割を担う彼女がとても魅力的です。主人公がくじけそうになった時に次に生きるアドバイスをしたりして主人公の心の支えになっているところが大好きです。

百春

九頭龍高校のバスケ部のキャプテン。自由奔放で性格が百春とは真反対な双子の兄の千秋とのコントっぽい掛け合いも面白くていいです。最初は見た目はガラ悪いですが、空のバスケに対する姿勢や強い思いを見て1番変わった百春、根が真面目でそして仲間思いで以外にもしっかりした優しい感じがあるところがカッコよくて、男らしくて1番好きです。ずっとバスケ経験者なのに何故かシュートが下手だというところも可愛くていいと思います。

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