漫画「東京卍リベンジャーズ」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/和久井健

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冴えない主人公タケミチが平凡な生活を送る中、ふと見たテレビで好きだった人が亡くなったという事実を知り、悲しみに打ちひしがれている中、好きだった人の弟に出会い、握手を交わすと、なんと過去にタイムリープしてしまう。しかしそこには好きな人が目の前にいて、自分はイジメられている不良である状況があり、この状況を打破し、好きな人が亡くならない未来を作るため、平凡だった未来を変えるため、何度失敗しても諦めず、仲間の死をも乗り越え、好きな人や自分のみならず、周りの人を助けながら奮闘していく、そんなタケミチの奮闘録のような漫画です。キャラクターごとに人間の表と裏の姿を写しだし、それを改心させたり、はたまた共闘したりと、人間関係の難しさも表しているという素晴らしい漫画です。

東京卍リベンジャーズは友人から聞いて読み始めました。話を聞く限りでは今までに流行ったことがある逆行ものやヤンキー漫画の組み合わせなだけだと思っていましたが、読み始めると常に続きが気になるぐらいどハマりしてしまいました。ストーリーの前半では、主人公がタイムリープしていることに気づき、運命を変えようと立ち向かうところが主流になるのですが、徐々に序盤の伏線も回収され始めたりと、見どころや見方が変わりまた一から読み直そうとなるタイミングが多いです。また、キャラクターそれぞれに特徴やストーリー、生き様みたいなところがしっかりと描かれており、敵味方問わずに愛着を持てるキャラクターが多いのも見どころになります。

主人公の武道がうだつの上がらない人生を送っている時、急遽ターニングポイントとなった12年前にタイムリープして、12年前の彼女を救うべく未来を変えるほうこに悪戦苦闘するのですが、その武道の必死さがとても感動的でした。ストーリー展開も良く、過去で未来を変える行動をお越し現代に戻ると前と違くなっているが、彼女は救えない。それを何度となく繰り返していきます。いつも逃げ腰だったのがタイムリープする度に成長していく姿がこの漫画の最大の魅力かと思います。それに過去での東京卍会で出世していき、他のメンバーとの新たな絆を結んでいく姿もまた良いのです。最悪の未来に抗う姿がかっこ良くもあり、かっこ悪さもありで面白い作品です。

よくあるヤンキー漫画ではなく、男女問わず楽しめるストーリーになっています。私も最初は興味がなかったのですが、ミーハー心で見てみたところ、いい意味で予想を裏切ってくれました。主人公は格好悪いけれど、１つの目標に向かってめげずに頑張る姿が魅力的です。ほかの登場人物達も個性がしっかりあり、人間味があるので感情移入しながら次の展開に心が動かされました。ただ強い相手と闘うだけでなく、裏で暗躍している人物の思惑とそれ知っている側と知らない側とでどう動いていけばいいのか、一人の行動で大きく流れが変わるので、想像と違う展開になり飽きずに楽しめます。また、シリアスな場面は登場人物の格好良さもあり、ユニークな展開もあるのでずっと考えながら真剣に見なければならないわけではないので年代関係なく見れます。

「東京卍リベンジャーズ」は突然タイムリープ能力に目覚めた元不良が、かつての恋人を救うために過去と現代を行き来しながら奮闘するマンガです。このマンガの特徴として、いわゆる不良マンガなのですが、そこにSF要素やミステリ要素が加わって、様々な年代の人が楽しめる構成となっているところです。また、彼女を救う、という目的のためにタイムリープをするのですが、これが本当にうまくいきません。何度も何度もタイムリープをし、そのたびに打ち拉がれる姿は涙なしには見られません。最初は主人公にあまり共感できなくても、読み進めていくうちに段々と主人公を応援する読者になってしまうでしょう。不良マンガだから、と敬遠している人にも是非読んでもらいたい作品です。

タイムリープの要素がありますので、どうしてこうなっているのだろうか、これは何に繋がっているのだろうかと、考察が好きな私としては考えることが沢山あって楽しいです。
その中で主人公のタケミチも自分のやるべきことが整理されていって成長を感じられることも良いですし、仲間との友情が時空を超えても変わらないところが尊いです。
そして何よりも主人公を食ってしまうほどの個性的でアツイキャラが多いことが最大の魅力だと思っています。
私は異次元バトルでない限りは暴力シーンはあまり好きではありませんが、この漫画に限れば自分たちの信じる大義のために戦っているので暴力にも不快感はありません。
さながら戦国武将が戦う理由のような、誰かのために戦っているという感が伝わってくるのが最大の見どころだと感じます。

場地

東京卍會を欺いてでも、仲間を守ろうとし、最期は仲間に殺されるのではなく、自ら命を絶つという男気に惚れました。千冬との出会った際に言った「ペヤング半分コな？」。これを死に際にもう一度笑顔で言った時は涙が溢れました。登場した時の眼鏡姿には笑いましたが、そこから一番隊隊長として素顔が出てきたときは、ルックスもさることながら、腕っぷしの強さも天下一品、仲間想いの姿が垣間見えたときに好きなキャラクターは場地圭介に決まりました。

ドラケン

ドラケンはマイキーが総長の東京卍會の2番手なのですが、漢気あふれる名キャラクターです。そもそも自分はバイクが好きなので、ゼファーに乗っている時点で大ファンになりました。ドラケンはケンカ自体もかなり強いのですが、なんといっても人を思う気持ちなどが強いキャラクターになります。例えばマイキーに対して関係のない奴は巻き込んじゃダメだと言える漢気かつ人の心の優しさみたいなところにはかなり惹かれました。ただ東リベはどのキャラクターもかっこいいです。

場地　圭介

最悪な未来の原因となる稀咲の危険さに、過去の登場人物てま最初に気付いた男であり、中学生ながらその生き様は凄まじいものがありました。もし、場地があそこで死ななければ、武道のよき協力者になっていたかとおもわれます。影虎を死なせないために自分を犠牲にする姿がとても感動的でした。場地の一番弟子である千冬が代わりに武道の協力者になってくれたのはとても嬉しいことでした。これも場地圭介あってのことかと思います。東京卍会の結成メンバーであり、誰よりもチームのことを思っていた場地は死んでほしくなかったです。

龍宮寺堅

ストーリーの初期から出てくる登場人物なのですが、年齢の割にとても落ち着いていて、周囲を客観的に見ながら判断できる姿が魅力的です。副総長として喧嘩が強いのはもちろん、総長である佐野万次郎を支える姿が信頼関係を築けているのが分かり、見ていて安心感があります。きちんと意見を言いつつも、相手の気持ちやその場の状況を考えることができ、自身の芯の部分を曲げずに上に立つ立場として周囲を引っ張り行動しているのが格好良いです。

佐野万次郎

マイキーと呼ばれる万次郎が一番好きなキャラクターです。無敵のマイキーとして最強を誇るマイキーがこの物語のキーマンでもあります。序盤は彼をどうにか稀咲と合わせないようにしたりと怖いキャラクターとして描かれていましたが、段々と主人公もマイキーを好きになっていき、懐いていきます。序盤はあくまでキーマンの一人の彼ですが、終盤ではキーマンを飛び越えて、むしろ最重要キャラにもなるので、読んでみて彼を気に入った人はぜひ最新話まで追っかけてみてもらいたいです。

松野千冬

最高に良い奴の一言に尽きると思います。
誰かのために一生懸命になれるという点ではこの作品の中では一番で、特に場地との関係性は涙なしには語れないほど強い絆で羨ましいと思いました。
その後もタケミチのために身体を張って戦いますし、タケミチが最初に全てを打ち明けたくなったのも納得できます。
それほど漢気があるキャラなのにとにかく可愛いというのもポイントが高いです。
良い意味でアホで、猫が大好きであったりと隙だらけなところがとても良いです。
こっちも応援したくなってしまうキャラだと思います。

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