漫画「僕は妹に恋をする」を1巻～全巻無料で読む電子書籍サイト・アプリは？読み放題マンガ/青木琴美

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僕妹は当時小学校中学年で、少女漫画ブームだった私にとってとてもドキドキするような漫画でした。少しエッチな描写があるのが少女コミックの醍醐味とも言えますが、僕妹はタブーに触れているということもあって今思うと小学生にはやや刺激的な内容だったかもしれません。イケメンで強引な頼と、可愛くて天然な郁という双子の兄妹の設定も良く、一夜のキスで周囲に秘密の関係になってしまう過程は目が離せませんでした。１０巻読み進めるのがあっという間で、最後の結末も強く印象に残っています。どちらかというとシリアスな内容も多く、頼の苦悩が伝わる描写はこちらも感情移入していました。僕妹は連載開始が今から約１９年前ではありますが、今でも少女漫画の歴史に欠かせない作品です。

注目してほしいポイントは、二人の心情の変化です。まったく異なる二人の心情が漫画を読み進めていくにあたってどう変化し、絡み合い交わっていくのかが見どころだと思います。まず兄のよりです。小さい頃からずっと妹であるいくに思いを寄せ、ずっと一緒だと思っていたが成長していくにあたって、徐々に現実を理解し、もがき、苦しみながらも妹を健気に愛する姿勢が素敵だと思います。妹の郁は、とにかく鈍感で誰からも愛されるキャラクターです。高校生になり双子のよりから距離を置かれていることをさみしく思うところから始まり、この感情こそがまさに恋の始まりであることなんて考えもしないようなところから始まるのが面白いです。いろんな意味で成長を重ねて大人になっていく二人を温かく見守りたくなる作品です。

まず率直に、この作品はハマりました。最初は、兄妹？という感じで禁断の恋を読むのに、ドギマギしていましたが、読み進めていると、とにかく切ないんです。こんなに好きなのに結ばれないのだろうか。結ばれてほしい。そんな想いが込み上げてきました。また、ラストでは私は泣いてしまいました。漫画で泣くということは、決して多い私ではないのだけれど、涙が溢れました。少しずつ、心も体も大人に近づきつつある少年少女の時代に、抱える葛藤というものはとても大きいものだと感じましたし、私的には、結城頼の心の声の部分が全部見どころです。それは、表で見せている部分と内面に抱える想いが違うことが分かるし、こんな気持ちで、こんなふうに見せているんだと思うと、心にグッとくるからです。

一気に全部読みました。読んでいるうちに感情が入りすぎて涙なしでは読めませんでした。双子として幼い頃からずっと一緒に育ってきて、そんな感覚になるんだなと。そしてそれを打ち明けた頼はむちゃくちゃかっこよかったです。郁に受け入れてもらえるかも分からないのに、勇気しかなかったと思います。でも2人が結ばれた時は本当に嬉しかった。お願いだからお母さんにバレないで欲しいとも願ってました。読んでいるうちに最後に近づくのが淋しくて終わって欲しくなかったです。それと同時に最後の最後まで2人は兄妹ではないと、間違いだったというストーリーを願い続けて読んでいました。ハッピーエンドを望み続けました。最後は再開して終わりましたが、すごくモヤモヤが残っています。

結城 郁

郁は当時小学校中学年だった私にとって可愛くて憧れでした。容姿は可憐で、性格は天然だったところが女の子らしくていいなぁと感じたのを覚えています。目が大きくてサラサラなロングヘアーというのは自分にはない部分でしたし、頼とたくさんキスシーンがあって羨ましくもありました。当時、小学生女子の間では少女コミックが人気で、どの女の子が可愛いかという話になっていたのですが、私は元気系の女の子よりも郁のような天然美少女タイプが好きでした。

より

とにかく妹を溺愛しているところが好きです。幼いころから妹が大好きで一途なところに惹かれていきます。しかし、どんどん成長していくにつれ自分の気持ちがおかしいのではないか、大切な妹を守るために悩み、もがき、苦しみながらも葛藤する姿が漫画を読み進めていく読者もつい応援したくなるキャラクターです。好きな人に対して冷たく突き放した態度をとってしまったり、時には少し意地悪したりなど思春期相応な一面も垣間見れていいです。

結城頼

まずは、ビジュアルそのものが、かっこいいイケメンなのでイラストを見ているだけでもキュンとしてしまうほどの美しい顔立ちが好きです。また、結城頼は、頭も良くて本当になんでも出来てしまうので、その天才的な部分を持ちながらも、双子の妹である結城郁を想い、繊細な部分を持ち合わせているところに私は結城頼の魅力を感じています。完璧なように見えて不完全であるところが人間らしくもあり人としての内面からでる色気があります。

頼と郁

頼の積極的なところと一途さにキュンキュンしながら読みました。大好きな郁に全力で愛を注ぐ頼が大好きで、たくさんのしがらみがあるなかで、2人の気持ちを大切にするところにも心を掴まれました。男らしくなったりかわいくなったり、本当に理想のタイプすぎて最高です。郁だけをずっと真っ直ぐに想っている頼はすごくかっこよかったです。あんな風に想われている郁は幸せものだなとすごく羨ましい気持ちでいっぱいになりました。

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